2014年1月25日土曜日

ソフトバンクの音声・データ通信セット新定額サービスって誰得?

 ソフトバンクから音声・データ通信セットの新しい定額サービスが発表されたみたいです。

VoLTE時代の革新的な新定額サービスが登場! | 企業・IR | ソフトバンク

具体的には、Sパック、Mパック、Lパックの3種類があり


Sパック

  • 国内音声通話:3分以内/月50回まで
  • パケット通信:2GBまで
  • 月額利用料:5,980円

Mパック

  • 国内音声通話:5分以内/月1,000回まで
  • パケット通信:7GBまで
  • 月額利用料:6,980円


Lパック

  • 国内音声通話:5分以内/月1,000回まで
  • パケット通信:15GBまで
  • 月額利用料:9,980円
で、2014年4月21日より提供開始とのこと。

 Lパックはパケット15GBということで、他のサービスとある意味差別化されていると思いますが、SパックとMパックの内容を見て、まず思ったのが、

このサービスって誰得?

ということ。で、ソフトバンクの他のプランと上記の新定額サービスと比較してみました。


要注意!そもそも定額サービスじゃないような…

 まず、新定額サービスと書いてますが、特にSパックの場合は音声通話も3分以内/月50回までとなっています。これってそもそも通話の定額サービスを考える人だと、通話時間も回数も不足していると思います。ちなみに超過すると30円/30秒の通話料がかかるとのこと。ちなみにホワイトプランだと20円/30秒なので、ホワイトプランより高いということになります。
 通話を3分以内で終わらせるのは、特に通話の定額サービスに入ろうという人にはかなり難しいですよね。

 また、パケット通信料が上限を超えた場合の扱いも要注意です。通常のフラットプランだと、上限を超えても128kbpsに通信速度が制限されるだけで、超過料金を支払う必要はないですが、新定額サービスの場合、

Sパックは250円/100MB、Mパックは125円/100MB

の超過料金がかかるとのこと。
(超過しても通信料不要で128kbpsの低速通信にするためにはオプションサービス(月額300円)が必要)
2GBは普通に使ってても油断してると超える場合があるため、Sパックの場合はパケット通信量にも注して使用する必要があります。

 残念ながら、料金固定で安心して使うという定額サービスの大きなメリットは、本サービスでは享受できないようです。

一般的な料金プランと比較してみる

ソフトバンクでの一般的な音声+パケットの契約形態は
  • ホワイトプラン:980円
  • S!ベーシックパック:315円
  • パケットし放題フラット for 4G:5,985円
です。パケットし放題フラット for 4Gにより、パケット通信は7GBまで可能で、7GBを超えた場合は、通信速度が128kbpsと大幅に遅くなりますが、超過しても追加料金を払う必要はありません。まあスマートフォンのみで普通に使っている場合に7GBを超えることはあまり気にしなくていいですが。

 Sパックとの比較

 Sパックでも基本使用料980円とSiベーシックパックは必要ですので、月額費用としては同じです。サービスの差としては


Sパック一般的プラン
音声通話3分以内/月50回まで無料ソフトバンク携帯宛1~21時まで無料
データ通信2GBまで7GBまで

となります。月150分まで無料なら使い勝手のいいお得なサービスと言えるかもしれませんが、3分以内/月50回だと正直使いにくいサービスと思います。

 なので、Sパックがお得になる条件としては、

  • データ通信はあまり使わない(2GBを超えることはない)
  • 他社、夜間のソフトバンク宛を中心に、月1,2回程度短い通話を行う
という人になります。かなりタイトな条件の気がします。

Mパックとの比較

Mパックとのサービスの差は以下のとおりです。


Mパック一般的プラン
音声通話5分以内/月1,000回まで無料ソフトバンク携帯宛1~21時まで無料
データ通信7GBまで7GBまで
月額利用料6,980円5,985円


 5分以内/月1,000回まで無料というのを、電話し放題と考えていいかは微妙ですが、1回の通話を5分以内に抑えられる人にとっては、月1000円で他社、夜間のソフトバンク宛にも無料通話できるということになります。
 
 ホワイトプランの場合、月1000円で他社、夜間のソフトバンク宛に合計25分しか通話できませんので、一回の通話を5分以内に抑えられる人にとってはお得なサービスと言えるかもしれません。
でも、電話を多用する人は5分で収まらないケースが増えそうですよね…。


 ソフトバンクの新定額サービスですが、「定額」というキーワードに惑わされず、自分の使い方にとって本当に得になるのか見極める必要がありそうです。
 というか、ソフトバンクってこういううまく使うと得だけど、ちょっと油断すると余計な費用を払わされるパターンが多い気がしますね。


(2014/4/2追記)
さすがに上記内容では競争力がないということになったのか、定額の通話時間が延長されたようです。

ソフトバンク、“スマホ音声定額”の通話時間を延長 「3分以内」は「5分以内」に サービス名は「スマ放題」 - ITmedia ニュース


(2014/6/7追記)
結局上記プランは撤回され、docomoライクな通話定額制になるようですね。

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