ASUS TransBook T100TAはBIOSバージョンの違いでかなり快適性がかわります。そこで、本記事ではT100TAを購入した際のBIOSバージョン確認手順、及びBIOSアップデート手順を紹介します。

■BIOSバージョンの確認方法


 基本的にF2キーを押しながら、T100TAの電源をONにすることでBIOSのセットアップ画面を表示できます。

 ただし、T100TA(というかWindows 8.1)では普通にシャットダウンすると、高速スタートアップ機能が働くため、完全な電源OFF状態にはなりません。この状態ではBIOSセットアップ画面を起動できないため、BIOSを起動する前にはShiftキーを押しながらシャットダウンし、完全にシャットダウンしてから上記手順でBIOSを起動して下さい。


 BIOSセットアップ画面が表示されたあと、以下のバージョンのところを確認して下さい。


上の写真のところにBIOSのバージョン番号が表示されます。これが「220」以上であれば、とりあえずOKです。もしバージョンが220より小さければ、最新のBIOSをインストールすることをオススメします。


■なぜBIOSバージョンを220以上にするべきか


 まずBIOS220未満の一番の欠点は、電源ONボタンを押した際にいつ電源が入ったのかわかりにくいことです。T100TAは数秒間電源ボタンを長押ししないと電源が入らないのですが、いつ電源がはいったのかわかりにくいため、つい電源ボタンを無駄に長押しすることになり、電源ボタンに負担をかけてしまいがちです。そのせいか、ボタンが戻らなくなり、修理交換になってしまいました。

 BIOS220以降では、電源ONになると、画面上部にランプが付くようになり、電源ON時にボタンを離すタイミングがわかりやすくなり、上記のストレスはなくなりました。

 また、BIOSバージョンを220に上げる前は、しばしばスリープ死(スリープ状態で放置すると、スリープ状態が解除され無駄にバッテリーを消費し、起動しなくなる事象)が発生していたのですが、BIOSを220に上げたあとは本事象の発生頻度がかなり低くなり、安定性が向上した気がします。


■BIOSのアップデート方法


 BIOSのアップデート方法は色々ありますが、プリインストールされているASUS Live Updateを使うのが一番手っ取り早いと思います。

 アプリ一覧よりASUS Live Updateを起動します。


最新のBIOSがインストール候補として表示されるので、チェックしてOKを押して下さい。


するとインストールが始まるのであとは画面の指示に従って下さい。


■まとめ


 本記事ではT100TAを購入した際のBIOSバージョン確認手順、及びBIOSアップデート手順を紹介しました。T100TAを購入して、まだBIOSバージョンを確認していない方、あるいは電源ONのタイミングがわからずストレスがためっている方は、BIOSバージョンを確認してみてください。