メールで送るには大きすぎるサイズのファイルを他の人に送るのは意外と面倒です。本記事ではOneDrive(旧SkyDrive)を使って大容量ファイルを送信する方法を紹介します。

 なお、この方法ではファイルを送信する側のみOneDriveにアクセスできるMicrosoftアカウントを持っていればよく、ファイルを受け取る側はWebブラウザさえあれば、特にアカウントは不要です。

■ファイル送信方法


 まずはOneDrive内の任意のフォルダをファイル送信用のフォルダにします。
ここではOneDrive\public\testとします。testフォルダに送信したいファイルを置きます。Windows8やWindows7にOneDriveクライアントをインストールしている場合は、エクスプローラを使ってOneDriveにファイルを置くことも可能です。



 次に、ブラウザでOneDrive内の共有用のフォルダ(上記の例だとOneDrive\public\test)を表示します。通常のフォルダの場合、共有の箇所が「自分のみ」となっているはずです。


 「フォルダの共有」をクリックします。


すると、以下の共有用の画面が表示されます。「リンクの取得」をクリックします。



共有用フォルダへのリンクを取得するための画面が表示されます。
オプションの選択はとりあえず「表示のみ」を選択してください(なお「編集」を選択するとファイルの受領者が共有したOneDriveフォルダ上のファイルを編集できるようになります、「公開」を選択するとgoogle等の検索結果にフォルダ内のファイルが表示されるようになるため、避けたほうが無難です)。
オプション選択後、「リンクの作成」をクリックします。


すると以下の通り共有フォルダにアクセスするためのURLが表示されます。


このリンクのURLを知っている人のみが先のフォルダ内のファイルにアクセスできます。このURLをメールなどでファイルを送信したい相手に伝えて下さい。なお「リンクを短縮」をクリックするとより短いURLになりますので、こちらを使うことも出来ます。


■ファイル受信方法


 メールなどで上記URLを受け取った受信者は、そのURLにブラウザでアクセスするだけでOKです。すると、先に共有したフォルダ以下のとおりファイルを参照したりダウンロードするための画面が表示されます。
(当然ですが、共有したフォルダ以外にはアクセスできません)

 上記の画面から共有されたファイルをダウンロードすることでファイルを受信できます。画像や動画ファイルであれば、ブラウザ内で直接参照することも可能です。


■注意点


 上記の方法でファイルを送信する場合、共有したフォルダへのURLを知っている人ならだれでも共有フォルダにアクセスできますので、URLはファイルを送信したい人以外には知られないようにする必要があります。また念のため、相手がファイルを取得したことを確認したあとはフォルダの共有を解除したほうがいいでしょう。

 フォルダの共有解除の方法は以下のとおりです。

先の共有用のURLを表示画面から「リンクの削除」をクリック。

「共有する相手」が「自分のみ」になれば共有が解除されたことになります。

共有解除後は、先のURLにアクセスしてもファイルを参照することはできなくなります。

■まとめ


 以上、OneDriveを使ったファイルの送信方法を紹介しました。OneDriveを使える環境であれば、手軽に大容量ファイルを相手に送ることができますので、撮影した動画ファイルなどを相手に送りたい場合などに使ってみてはいかがでしょうか。