2014年2月27日木曜日

BB.exciteとP-01Dでテザリングを試してみた

 現在のdocomoスマートフォンやタブレットでは、BB.exciteのようなMVNOのSIMを使ってのテザリングはできません。ただしPanasonic P-01DのようなAndroid 2.3までの古いスマートフォンではアプリを入れることでテザリングが可能です。

 本記事では、BB.excite SIMを使って、P-01Dでテザリングを行う方法、及び実際の使用感を紹介します。


■なぜテザリングができないのか


 そもそもBB.exciteのようなMVNOのSIMではなぜテザリングが出来ないのかを簡単に説明します。BB.exciteの場合、ネットワークに接続するためには以下のAPNメニューからBB.excite専用のAPNを設定する必要があります。



 APNというのはAccess Point Nameの略で、接続先を指定するための設定情報です。BB.exciteのようなMVNOの場合は、専用のAPNを設定する必要があります。通常はAPN設定によりネットに接続できますが、docomo端末の場合テザリングを行うと自動的にdocomo SIM専用のAPNに切り替わる仕様となっているため、MVNO SIMでは接続できなくなり、結果としてテザリングができなくなるわけです。

 ただし、Android2.3までの古いバージョンの場合、アプリによりAPNを強制的に書き換えることが可能です。つまりテザリングによりAPNがdocomo専用のものに書き換わったあと、アプリでAPNを再びMVNO用に書き換えることでテザリングができるようになります。

 BB.exciteとP-01Dによるテザリングもこの方法で行うことが可能です。以下で具体的な設定方法を紹介します。

■設定方法


 まず、BB.exciteのSIMをP-01Dに差し込みます。


P-01Dの場合、SIMサイズは標準SIMとなります。

 続いて

設定 > 無線とネットワーク > モバイルネットワーク > アクセスポイント名

 でBB.exciteのAPNを設定します。


設定内容はBB.exciteから送られてくる設定情報通りです。ここまではBB.exciteを普通に使う場合と同じです。

 次に以下のアプリをインストールします。

APN切り替え
feel.co.ltd
価格:0  平均評価:3.5(94 件)


アプリを起動し、普段使用するAPNとしてBB.exciteを設定して下さい。


 あとはテザリング実行後アプリを起動し、以下の「BB.exciteに切り替え」をタップすることで、BB.exciteによるテザリングが可能です。



■実際にBB.excite+P-01Dのテザリングを使ってみた

 まず通信速度ですが、P-01DはLTE非対応で3Gでの通信となるため、速度はあまり期待できません。おそらく日によってもばらつきがあると思いますが、夜21:00頃、F-06Eで測定してみた結果は以下のとおり下り0.5Mbps程度でした。


 バッテリーの持ち時間は、テザリング状態のままにして時々通信するような使い方で、1時間あたり14%程度バッテリーを消費しました。

knakaガジェット情報: F-06E /L-05E / SH-08E 3端末でのテザリング時バッテリー消費量比較

の記事で、F-06EやL-05Eでのテザリングのバッテリー消費を確認したところ、1時間あたり6~7%でしたから、およそ半分程度しかバッテリーは持たないことになります。P-01Dは2年以上前の旧機種ですからバッテリーが弱いのはしょうがないですね。ただF-06EやL-05EではBB.excite等のMVNO SIMでのテザリングは出来ませんので、そこがP-01Dのメリットになります。

■まとめ

現状、AmazonだとP-01Dは6~7000円程度で売られているようです。

正直、MVNOのテザリング用のみで、今更P-01Dを購入するのはあまりおすすめできないです。ただP-01Dの面白いところとして、非常にrootが取りやすく、そのための情報も充実してます。

Panasonic P-01D root化やテザリング等を楽しむためのサイトまとめ - NAVER まとめ


 非常用のMVNOモバイルルータ兼、rootを取得して色々Androidで遊びたい、あるいは勉強したいという用途であれば値段もお手頃でいいと思います。


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