クラウドストレージは一度使い出すと非常に便利です。特にDropboxの場合、スマートフォンで撮影した写真やPC画面のスナップショット等が瞬時に各PCに配信される等、単なるクラウドストレージを超えた機能があり、私も愛用しています。

 ただMiix 2 8やT100TAの32GB版のようなディスク容量が少ない端末の場合、Dropboxを入れると、同期対象のファイルがすべてローカルに保存されるため、ディスク容量を圧迫してしまいます。せっかくのクラウドストレージなのにローカル端末の容量不足のためにDropboxの利用を躊躇してしまうという本末転倒な状況に陥っている人もいると思います。

 本記事では、Miix 2 8のようなディスク容量が少ない端末でDropboxが容量不足で使えない問題を解決する案を紹介したいと思います。


■Dropboxの選択型同期機能を使う


 Dropboxには以下のとおり、端末ごとに同期するフォルダを選択する機能があります。
Dropboxの 設定 > 詳細 から設定可能です。


この機能を使って、ディスク容量を喰うフォルダは同期しないことでディスク容量を節約できます。ただこれだと全ファイルを使えないので、不便です。私のオススメはSkyDrive(最近OneDriveに改名するようですが)を併用することです。


■DropboxとSkyDriveの併用が便利

オススメはDropboxには、各端末のローカルに保存しておきたいファイルのみを保存し、クラウド上にあればいいファイルはSkyDriveに保存する、という方法です。

 SkyDriveはWindows 8.1と完全に融合されており(マイクロソフトアカウントがあれば無料で7GBまで利用可能)、クラウド上にのみあるファイルもローカルファイルと同じように扱うことが出来るため、Miix 2 8やT100TA等のディスク容量が少ない端末にピッタリです。
(もちろん実際はリモートに存在するため、サイズの大きいファイルを開こうとすると時間がかかる場合があります)

 またSkyDriveは以下のようにフォルダごとにローカルへのファイルダウンロードする/しないを設定できますので、SkyDriveでもローカルにないと不便なファイルはローカルに置くことも可能です。


上記のように併用することで、スマートフォンで撮影した写真やPC画面のスナップショット等が瞬時に各PCに配信される等のDropboxの機能を利用しつつ、SkyDriveのリモートファイルをローカルファイルのように扱うメリットも享受できます。

 なお、私の場合はカメラで撮った画像等をSkyDriveに保存しています。画像ファイルであればリモートにあっても比較的扱いやすいですし、サムネイルなどはローカルに保存されるようでファイルの一覧性も問題無いです。

■まとめ

DropboxとSkyDriveの併用は特にMiix 2 8やT100TAのようなディスク容量が少ない端末の場合に便利ですので、ディスク容量不足でDropboxの導入を躊躇している方は検討してみてはいかがでしょうか。