(お知らせ)競馬やTARGET関連の記事は今後コンピューター競馬活用術の方のブログにアップしていきますので、ぜひご覧ください。

競馬予想に独自のスピード指数などを使っている方は、競馬ソフトTARGET frontier JVにその指数を取り込んで予想に使いたいと考えたことがあると思う。

私もその一人で、TARGETの機能の中の

  • 基準タイムのフラットモード
  • 付加タイム
を利用することで、出馬表等の各画面の基準タイム部分

に独自のスピード指数を表示している。その方法を紹介したい。

※今のTARGETには外部指数という機能もあるが、外部指数の機能だと上記のように各画面の基準タイムの部分に外部指数を表示することはできない(と思う)。今回紹介する方法だと基準タイムと独自指数が完全に置き換わるので、外部指数より使いやすいはずである。

基本的な考え方

まずレースごとの基準タイムをそれぞれのスピード指数の基準に従い設定する。
ただし、デフォルトの設定だと、TARGETの補正タイムの仕組みにより、距離やクラスにより補正されてしまう。これだと独自指数の計算が困難なので、基準タイム環境の設定をフラットモードに設定する。これで補正がなくなり、例えば基準タイムが2:00:0のレースで2:00:5のタイムで走った馬の補正タイムは単純にタイムの差を100から引いた95と計算される。
ただ独自スピード指数は単純な引き算では表現できない。そこでフラットモードで計算された仮の補正タイムと実際の独自スピード指数との差を各レースの馬ごとに付加タイムを設定することで補う。
以上により、独自のスピード指数をTARGETの基準タイムとして表示、利用可能となる。

実際の運用

ただ、基準タイム及び付加タイムを独自スピード指数を元に手入力することは現実的ではない。
基準タイムはCSV形式のファイルを作成することでTARGETにインポートできる(詳細は基準タイム処理画面を参照)。
付加タイムの仕様はここに記載されている程度で明確に記載されておらず、CSV形式ファイルによるインポート機能もないようだ。単純に開催ごとのファイルに1行1レースで固定長で付加タイムが設定されるだけである(仮に付加タイムを手動設定すればすぐわかると思う)。

よって実際は独自のスピード指数のロジックを元に基準タイム及び付加タイムのファイルを生成するプログラムを作成し、適宜更新していくという運用になる。

上記のファイル生成プログラムを作るのが少々手間だが、元々の外部指数の機能を使う場合も結局仕様に従ったファイルを生成するためのプログラムは必要となる。
独自指数が補正タイムとして表示されるのは非常に便利なので、独自のスピード指数を使っている人は上記の方法も検討してみてはいかがでしょうか。


競馬のスピード指数やTARGETの補正タイム等に興味のある方はこちらの記事もいかがでしょうか(競馬の指数分析に関する記事をまとめてます)。
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